私ごとですが、先週誕生日を迎えましてね。
奥さんと伊豆に旅行に行ってきました!ご飯もお風呂も最高だった―!
こんにちは、ヒーラーの大澤です。
私を含め、スピリチュアル系のお仕事されてる方のホームページなど見ると、下記のような良くわからない謳い文句をよく目にしますね?
「あなたを癒します。」
「リラックスさせます」
「エネルギーを通して回路を開きます」
…え、なにそれ、怪しいっ!!どういうこと!?って思いません?
そりゃ怪しいですよ。だって法を遵守しようとしたら、こういう怪しい書き方しか出来ないんですから…笑
(参照:結局ヒーリングで不調や病気は治るの?治らないの?【前編】)
(参照:ヒーラーはヒーリングだけ出来れば良いのでなく、法律も鑑みなくてはいけない)
ということで、今日はスピリチュアルの医療的な区分について書いていこうと思います♪
あーもどかしい笑
補完代替医療
そもそもヒーリングってのは医療なのか医療じゃないのか?
定義的にいうとヒーリングは医療ではありません!
日本の法律では補完代替医療(CAM)(Complementary &Alternative Medicine頭文字)と呼ばれています。補完代替医療ってなに?って話ですね。日本補完代替医療学会では下記のように定義しています。
現代西洋医学領域において科学的未検証および臨床未応用の医学・医療体系の総称
ん?どういうこと??ですね。
簡単にいうと科学的に証明されてないけど、人の健康促進を謳ってるものってことです。
そして【医療(西洋医学)を補うもの】という『補完』『代替』という文字通りですね。
つまり西洋医学という医療があって、それをサポートするから補完代替医療ってことになるわけです。
病院やクリニックのドクターがやるもの以外は医療とは認めないってされてるんですよね。
主な補完代替医療
海外では補完医療と代替医療と別に分けられるみたいですが日本では一緒にしてるみたいですね。
ちなみにこの『補完代替医療』。主にどんなものがあるかというと
・中国医学(鍼灸、整体、気功など)
・インド医学
・免疫療法(リンパ球療法など)
・薬効食品
・健康食品、サプリ
・ハーブ療法
・アロマセラピー
・ビタミン療法
・食事療法
・精神・心理療法
・温泉療法
・酸素療法
・ヒーリング
ちょっとビックリしません??現在の日本にかなり普及しているものが列挙されてますね。しかし、これらすべて医学的・科学的根拠ないんだと定義されてるんです!
巷でよく「肩凝ったぁ…温泉行きたい」とか「風邪を引いた時は葛根湯がいいよ」って聞きません?
これを補完代替医療の定義に当てはめると、温泉も漢方も健康には無意味です。何故なら科学的根拠がないんですから。
でも温泉だって事実行くと、気持ちも体もホカホカしてほぐれるじゃないですか?
漢方だって効いてる人が沢山ネットでクチコミ書いてるじゃないですか?それなのに、西洋医学以外は意味ないってのは…ちょっと乱暴な感じしませんか?
東洋医学
東洋医学(中国・インド・チベット医学など)は、この目に見えないものをとても重要に考えています。
勿論否定するつもりはありませんし効果は人それぞれかと思います。ちなみに中国医学では「体は気・血・水で成る」って考えます。
しかも飲食物を含め物質は全て【陰】か【陽】の気が含まれていてそれを上手く身体に取り入れて、体内の気・血・水を循環させること、陰陽のバランスを整えることが大事とされているんですね。
法的制約
「ヒーリングは法に触れていないのか?」➔大丈夫です。ただ、線引きされたラインを越えるとそれはやっぱりアウトになります。まぁでもそれってどんな職業でもそうですよね??
これは詳しくお話しすると多分2ヶ月くらいこのテーマのブログになるのでヒーリングに関わりそうな法律と概要をザックリお話しします。まず大前提として…
医師法第十七条
『医師でなければ医業をしてはならない』医業(医行為)の定義
医師の医学的判断および技術をもってするのでなければ
人体に危害を及ぼし、または危害を及ぼすおそれのある行為
または医師が行うのでなければ保健衛生上危害の生じるおそれのある行為医療行為
人の傷病の治療・診断又は予防のために医学に基づいて行われる行為
つまり⇒
医師免許、医学的な判断、医学的な技術の3つが伴ってないのに人体を危険に晒したり人に危害を加える行為は犯罪ってことです。しかも治療目的で人を触れる事が出来るのは国家資格を持つ方と、按摩マッサージ師、はり師、きゅう師のみです。
ヒーリングは手をかざしてるだけ。遠隔ヒーリングだったらただお電話で離しながらご自宅のベッドでリラックスして横になってもらうだけです。クライアントさんに危害を加えたり危険に晒してないですね。
医療類似行為
医師が行う医療行為以外のもの。(尚、区分は①と②の2つ)①法で定められたもの
あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師、柔道整復師等に関する法律(通称:あはき法) 第一条
『医師以外のもので、あん摩、マッサージもしくは指圧、
はり又はきゆうを業としようとする者はそれぞれ、あん摩マッサージ指圧師免許、
はり師免許またはきゆう師免許(以下免許という。)をうけなければならない』第十二条
『何人も、第一条にあげるものを除く外、医業類似行為を業してはならない。
ただし、柔道整復を業とする場合においては柔道整復師法のさだめるところによる。②法で定められてないもの
①以外のもの
カイロプラクティック、アロマテラピー、ヒーリングなどがそうですね。
例えば②の人たちが【治療】を目的として業務を行ってはいけないわけです。
だから、治療しますねーとか病気治しますよーって言ったらアウトなわけです。
リラクゼーションや癒しの提供を謳ってるのはそのためですね。
だからクライアントさんからの体験談を載せるのも非常に難しい!載せたいんだけど言葉にとっても気を遣うんですよね!(参照:ヒーラーはヒーリングだけ出来れば良いのでなく、法律も鑑みなくてはいけない)
②には医学的かつ科学的根拠が無いと言われています。何を根拠に言ってるの?って話になるみたいです。
でも効果がないとも言い切れないわけです。否定できる根拠がないですから。ヒーリングだって実際しっかり効果出てます。➔クチコミ
そして診察(問診・打診・聴診・触診・視診)もNG。カウンセリングならOKです。
診察とカウンセリングはどう違うのかっていうと病名・病状を判断するかしないかの違いです。
だからお話を伺って「これは椎間板ヘルニアですね」って判断しちゃうのはOUT。「そうですか、腰が痛いんですか」はOK
診察の定義
病状・病因等を判断するため医者が患者の体を調べること。
気功整体師さんやマッサージ師さんは治療とは言わず施術といいますね?患者さんと言わずに〇〇さんとかクライアントさんと言いますね?病気を治すとは言わずに身体を整えると言いますね。ヒーラーならエネルギーを整えるとかチャクラを開くとか言います。
②の人は病状や病気の原因を判断出来することは出来ません。してはいけないんです。それは医師の範囲です。
じゃあ医師や国で認められた資格を持つ人しか人を癒す仕事に就けないのか?
そんなことはありません!日本には職業選択の自由というものがありますから!(勿論、免許が必要なことを無免許でやったら違法です)
職業選択の自由
日本国憲法第22条第1項
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。公共の福祉とは
人権と人権がぶつかり合った時にそれを調整するための機能
公共の利益ってのはザックリいうと『社会全体の利益』です。
二人以上の人間が人権を主張しあった時に出来た軋轢をいい感じに調整しましょうよという働きですね。
だから公共の福祉に反せず法に触れず、人様に迷惑をかけなければ立派に職業として成り立つわけです。
これもどんな職業にも言えますね。(根拠もないのに!人に迷惑かけてる!公共の福祉に反してる!と言う方もいらっしゃいますが…)
最後に
結局スピリチュアルやヒーリングは一般的には目に見えないもの。ただ、目に見えるものが全てというのもどうでしょうか?(参照:スピリチュアルやヒーリングは洗脳?宗教?)
医療先進国のアメリカやイギリスのように、保険の適用が出来たり医師と連携して出来る環境になる日が来ることを祈ってます。(参照:ヒーリングとは)
それではまた後ほど~(^^)/