こんにちはー、ヒーラーの大澤です。
前回は【努力は絶対的に大事。だけど「人事を尽くして天命を待つ」って精神も大事】【スピリチュアルでは【人事を尽くして天命を待つ】を「手放す」とか「サレンダー」と言って、とても大事な考え方のひとつと謳っています】というお話でしたね。(参照:スピリチュアルでは【全てに時がある】【全てにタイミングがある】考えられることがあります)
前回の最後にお話ししたものと少しかぶりますが、今回は【諦める】ということについて、お話していこうと思います。
人は欲しい物がある時や、叶えたい願望ががある時など、それに向かって努力をしたり計画を立てたりしますが、その中にあって、なかなか成果が見えなくて「もう無理、諦めよう」という気持ちになったりすることもあるのではないでしょうか?
この【諦める】という言葉や感覚、一般的にはネガティブなものとして扱われますよね。今日日多くのメディアで『諦めないこと=素晴らしいこと』として取り沙汰されています。
確かに苦しいことがあっても意志を貫けるのはとても素晴らしいことです。とはいえ「諦める=悪いこと」のように扱ったり、諦めたことを悲観的に捉えるのはあまりにも短絡的なんじゃないかと僕は思います。
【諦める】という言葉の語源をご存知ですか?もともとは仏教用語で「道理を明らかにする」「真理が明るみになる」という意味なんです。
諦めないということは、捉えようによっては【振り落とされないようにしがみついてる状態】と解釈することも出来、その状態は必ずしも素晴らしいこととは言い切れないのではないかと僕は思います。
その野心やこだわりをエネルギーや原動力に変えることが出来るのなら素晴らしいけれど、時と場合によっては、それが執着や固執となり、あなたの体に流れるエネルギーをギュッと固くし、その循環を滞らせていきます。病気になったら元も子もありません。(参照:春は”出会い”の季節!ステキな出会いが欲しいあなたへ)
諦めるというのは「もういいや、なるようになるだろう」と握りしめていたものを手放し、今の状態を認めて、あなた自身としっかり向き合った状態なんです。「これからはこういう風にしていこう」と腹をくくりつつも、心はどこか冷静でカラダの緊張が緩まってエネルギーが程好く循環している状態なんです。
最高のパフォーマンスというのはグッと力を込めた状態の時に発揮されるものではなく、程好く力の抜けた状態の時に生まれるものです。
今力んでいませんか?力むと本来のちからは出ませんよ。今来ている波に抵抗していませんか?波に抵抗すると溺れますが、フッと力を抜くと浮いてきますよ。
さて、あなたは今何にしがみついていますか?
それではまた後ほど(^^)/